補聴器外来とは

補聴器が必要とされる方を対象とした外来になります。
補聴器とは、高齢や病気などによって、聞こえていると思われている音が聞き取れないことで日常生活に支障をきたしている方の聞こえをサポートする管理医療機器になります。
補聴器には、耳の穴に収めるタイプ、耳に掛けるタイプ、ポケット型などがあります。
いずれも、マイクロフォンで受信した音を増幅させ、それをイヤホンに出力させて聴力をカバーします。
補聴器装用までの流れ
まず補聴器が必要とされるのは、以下の要件が当てはまる方です。
- 補聴器の使用を希望している
- 日常生活や人とのコミュニケーションにおいて、聞こえにくいことで支障をきたしている
- 中等度以上の難聴である(平均聴力レベルが40dB以上)
- 補聴器の使用によって、聴力改善が見込める など
補聴器の装用にあたって、適用の有無を判断するために医師による、問診、診察、聴覚機能検査などが行われます。
補聴器が必要となれば、フィッティングとなります。
これは補聴器の選定のことですが、医師と連携した認定補聴器技能者が、補聴器を使用する耳の決定、どのタイプ(耳掛け型、耳穴型 等)の補聴器を使用するか、患者さまの聞こえの状態に合わせて音の調整を行います。
これらが終われば、まずお試し期間として、補聴器を2週間程度お貸しします。
その期間中は、使用した感想を聞くほか、補聴器の調整、使用による効果なども確認していきます。
これらの結果から、補聴器使用による効果が判明したとなれば、医師が紹介状を作成しますので、補聴器購入の際にご持参ください。